マネジメント 2026-09-21

大学ラグビー部マネージャーの仕事内容とは?1日の流れを解説

大学からラグビー部のマネージャーに興味を持ったものの、「実際に何をしているのか具体的にイメージできない」という新入生は少なくありません。練習の手伝いをするというのは何となく分かっていても、朝から晩までどんなスケジュールで動いているのか、試合の日は練習日と何が違うのかまでは、外から見ているだけでは分かりにくいものです。この記事では、大学ラグビー部の公式サイトで公開されている情報をもとに、マネージャーの1日の流れと具体的な業務内容を整理します。

大学ラグビー部のマネージャーとはどんな役割か

大学ラグビー部のマネージャーは、選手がグラウンドでプレーに集中できるように、練習・試合の運営や部の事務作業を裏方として支える役割です。立教大学ラグビー部を紹介する記事では、マネージャーの役割は「単なる雑用係ではなく、チームが円滑に活動できる環境を整える『組織の要』」だと説明されています(立教大学ラグビー部マネージャーの仕事とは?|ジャックナイフラグビー)。

業務の範囲は大学によって多少異なりますが、大きく分けると「練習・試合のサポート」「選手のコンディション管理の補助」「部の会計・事務」「広報・渉外」の4つの領域にまたがります。プレーヤーとして経験を積んでいなくても担える業務が中心のため、ラグビー未経験のまま入部するマネージャーも珍しくありません。

練習日のマネージャーの1日の流れ

練習日のスケジュールは大学によって細部が異なりますが、東京大学ラグビー部が公開している学生スタッフの1日の流れは、多くの大学に共通する型として参考になります(スタッフ紹介|東大ラグビー部)。

練習前:ドリンクとテーピングの準備

東大ラグビー部の例では、練習開始前の時間帯に「プレーヤーの水・ドリンクの準備やテーピングなど、練習の準備を進めます」とされています。大阪公立大学ラグビー部のマネージャー紹介ページでも、飲み水やスポーツドリンクの準備、テーピング業務が主な仕事として挙げられており、テーピングは足首・膝・肩・指など部員に合わせて先輩から教わりながら習得していく業務だと説明されています(マネージャーお仕事紹介|大阪公立大学ラグビー部)。

練習中:タイム管理・ドリンク補給・撮影

練習が始まると、マネージャーの仕事は一気に多岐にわたります。東大ラグビー部の紹介では「タイムキーパーやビデオ撮影など、STAFFの仕事は多岐にわたります」とされ、限られた練習時間を有効に使うためのタイムマネジメントが練習の質を左右する役割として位置づけられています。大阪公立大学の例でも、水分補給のサポート、タイムの計測と点数計算、練習メニューを記録するビデオ撮影が中心業務として紹介されており、部員の要求やケガに冷静に対応することも求められています。

練習後:ケアと翌日の準備

練習が終わった後も業務は続きます。東大ラグビー部の紹介では、練習後の時間帯について「2時間の練習を乗り切ったプレーヤーのケアや、明日の練習の準備をします」と説明されており、具体的にはアイシングなどの応急処置、撮影した動画の編集・共有、翌日以降の練習準備が含まれます。大阪公立大学の例でも、アイシングによる炎症抑制のほか、個人ボトルの洗浄管理やビブスなどの共用物の洗濯・消毒が練習後の仕事として挙げられています。

試合当日のスケジュールは練習日と何が違うのか

試合当日は、練習日にはない業務が加わります。立教大学ラグビー部の例では、試合運営として「ジャージ管理、ロッカールーム準備、対戦校との連絡調整、メンバー表提出」が挙げられており、対戦校や協会とのやり取りを含む渉外業務が発生する点が練習日との大きな違いです。

また、試合当日は撮影・記録の重要性も練習日より高まります。試合の映像は対戦相手の分析や自チームの振り返りに使われるため、開始から終了まで途切れなく記録することが求められる場面が多く、機材トラブルへの備えも必要になります。遠征試合の場合はこれに加えて、移動手段の手配や現地でのスケジュール管理といった業務も加わります。

グラウンド以外での仕事:会計・広報・渉外

マネージャーの仕事はグラウンド上の業務だけにとどまりません。立教大学ラグビー部の例では、会計・事務処理として「部費管理、遠征費計算、施設使用申請、合宿手配など数千万円規模の予算管理」を担当することがあると紹介されています。部の規模によって扱う金額は異なりますが、部費や遠征費の管理は多くの大学でマネージャーの重要な業務の一つです。部の資金繰り全体の課題感については、大学ラグビー部の部費はなぜ足りない?運営費用の内訳と資金確保の工夫でも整理していますので、あわせて確認してみてください。

広報面では、InstagramやX(旧Twitter)での試合結果・練習風景の発信、公式サイトの更新なども、大学によってはマネージャーの担当業務に含まれます。新入部員の勧誘イベントの企画や、練習見学に来た高校生への対応窓口を任されることもあり、部の「顔」としての役割を持つ場面も少なくありません。

未経験でもマネージャーは務まるのか

「ラグビーのルールを知らないまま入部して大丈夫か」という不安を持つ新入生は多いはずです。立教大学ラグビー部の紹介記事では、「現在活躍しているマネージャーの多くも、実は大学からラグビーに関わり始めた『初心者』スタート」だと述べられており、先輩によるメンター制度や指導体制が整っている部が多いとされています。テーピングやタイム計測といった技術面の業務も、多くの場合は先輩から実地で教わりながら身につけていく形が一般的なようです。

一方で、練習・試合の時間帯は選手と同じかそれ以上に拘束される場合があり、雨天時や夏場・冬場のグラウンドでの作業が続く場面もあります。体力的な負荷は選手の練習そのものとは異なりますが、屋外での立ち仕事が中心になりやすい点は、入部を検討する段階で知っておきたいポイントです。

自分が気になる大学のマネージャー募集状況を確認する

マネージャーの具体的な業務範囲や募集人数は大学ごとに差があるため、興味のある大学が実際にどのリーグ・カテゴリーに所属しているかを確認したうえで、各大学の公式サイトや部のSNSで最新の募集情報を調べることをおすすめします。関東大学対抗戦Aグループに所属する大学の一覧は関東大学対抗戦Aグループ 大学一覧、関東大学リーグ戦1部に所属する大学の一覧は関東大学リーグ戦1部 大学一覧で確認できます。志望校が公式戦でどのような成績を残してきたかを知っておくと、部の雰囲気や活動規模をイメージする材料にもなります。

入部後、学年が上がるにつれて任される業務や責任の範囲がどう変わっていくかについては、大学ラグビー部の4年間はどう過ぎていく?入部から引退までのスケジュールでも触れていますので、あわせて参考にしてください。また、マネージャーとして培った経験を卒業後の就職活動でどう伝えるかに関心がある方は、大学ラグビー部のマネージャー経験は就活で武器になる?「縁の下の力持ち」の自己PR術で詳しく取り上げています。

まとめ:仕事内容を具体的に知ったうえで判断する

大学ラグビー部のマネージャーは、練習前のドリンク・テーピング準備から、練習中のタイム管理・撮影、練習後のケアや翌日の準備まで、1日を通して幅広い業務を担う役割です。試合当日はこれに加えて対戦校との連絡調整や記録業務が加わり、シーズンオフには会計・広報といった事務的な仕事も担当します。未経験からのスタートでも指導体制が整っている部が多い一方、屋外での立ち仕事が中心になる時間帯も長いため、興味を持った段階で実際の部の情報を確認し、自分に合った関わり方かどうかを見極めることをおすすめします。

出典

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