観戦ガイド 2026-08-19
大学ラグビーの対抗戦とリーグ戦の違いとは?分かれた理由・順位の決め方・入替戦を解説
大学ラグビーを見始めたばかりだと、「対抗戦」と「リーグ戦」という2つの言葉が出てきて、何が違うのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。実はこの2つは、同じ関東の大学ラグビーの中にある、別々の大会区分です。この記事では、なぜ2つに分かれているのかという成り立ちから、入替戦、全国大学選手権の出場枠、順位の決め方、さらに関西・九州の仕組みまで、公開されている情報をもとに整理して解説します。
なぜ対抗戦とリーグ戦に分かれているのか
関東の大学ラグビーが2つの系統に分かれているのは、試合の組み方をめぐる考え方の違いが背景にあります。
- 対抗戦の伝統:Wikipediaの記載によると、対抗戦グループでは、分裂前はシーズンごとに事前のマネージャー会議で対戦相手を決め、試合日程も対戦校間の事情で決める方式がとられていました。
- リーグ戦の発足:Wikipediaの記載によると、1967年に日本大学・中央大学・法政大学・専修大学が中心となり、対抗戦方式を主張する学校群と決別して総当たり戦を実施するようになり、翌1968年に関東大学ラグビーフットボール連盟が正式に発足しました。
- 対抗戦の総当たり化:Wikipediaの記載によると、対抗戦グループは1997年度からAグループ・Bグループ各8チームによる総当たり戦と2部制になり、入替戦が行われるようになりました。
詳しい経緯は資料によって書き方が異なる部分もあるため、気になる方は下記の出典もあわせてご覧ください。
対抗戦とリーグ戦の違い(比較表)
| 項目 | 対抗戦グループ | リーグ戦グループ |
|---|---|---|
| 成り立ち | 従来の対抗戦方式(対戦相手を事前に決める)を受け継ぐ系統 | 1967年に総当たり戦を主張する大学が分かれ、1968年に連盟が発足 |
| 構成 | Aグループ・Bグループ(各8校・2026年度時点) | 1部から5部まで設置(1部・2部は各8校・2026年度時点) |
| 入替戦 | Aグループ8位とBグループ1位が対戦(Wikipedia記載)。そのほかの組み合わせは大会要項を参照 | 1部7位対2部2位、1部8位対2部1位(Wikipedia記載) |
| 全国大学選手権への出場 | J SPORTSの解説では、Aグループの上位5校 | J SPORTSの解説では、1部の上位3校 |
| 順位の決め方 | 大会要項を参照 | 大会要項を参照 |
全国大学選手権の出場枠や順位の決め方は、年度や資料によって記載が異なる場合があります。最新の内容は関東ラグビーフットボール協会の大会要項で確認してください。順位の付け方は大学ラグビーの順位はどう決まる?勝ち点とボーナスポイントの仕組みでも解説しています。
関東大学ラグビーは「対抗戦グループ」と「リーグ戦グループ」の二本立て
どちらも関東ラグビーフットボール協会が主催する公式戦ですが、成り立ちも試合の組み方も異なります。
対抗戦グループとは
対抗戦グループは、早稲田大学・明治大学・慶應義塾大学など、伝統的に関東の大学ラグビーを牽引してきた大学を中心とした大会です。現在はAグループ・Bグループにそれぞれ8校が所属し、グループ内で総当たり戦を行っています。
リーグ戦グループとは
リーグ戦グループは、1968年に連盟が発足した大会で、総当たり戦を行う「リーグ戦」の考え方を採用しています。1部から5部までが設置されており、このうち1部・2部にはそれぞれ8校が所属しています(2026年度時点)。
対抗戦とリーグ戦、どちらが「上」というわけではない
対抗戦グループとリーグ戦グループは、あくまで別々の大会系統であり、対抗戦グループの中でA・Bの入替戦が、リーグ戦グループの中で各部の入替戦が、それぞれ独立して行われています。対抗戦グループとリーグ戦グループの間で直接チームが入れ替わる仕組みではない点は、初めて観戦する方が誤解しやすいポイントです。
対抗戦A・B、リーグ戦1部・2部と入替戦
秋のシーズンが終わると、各グループの下位校と上位校の間で「入替戦」が行われ、次年度の所属が決まります。
対抗戦A・Bグループの入替戦
対抗戦グループでは、Aグループ8位とBグループ1位が入替戦を行う方式が、1997年度からのA・B各8校制の中でとられています(Wikipedia記載)。これ以外の組み合わせや、当年度の運用は大会要項を参照してください。2026年度シーズンの対抗戦Aグループには早稲田大学・明治大学・慶應義塾大学・帝京大学・青山学院大学・日本体育大学・立教大学・筑波大学の8校が、Bグループには東京大学・一橋大学・明治学院大学・上智大学・成蹊大学・成城大学・武蔵大学・学習院大学の8校が所属しています。
リーグ戦1部・2部の入替戦
リーグ戦グループでは、上位リーグの下位2校と下位リーグの上位2校が対戦し、たとえば1部7位対2部2位、1部8位対2部1位という組み合わせで入替戦が行われます(Wikipedia記載)。2026年度シーズンのリーグ戦1部には流通経済大学・立正大学・日本大学・東洋大学・専修大学・東海大学・法政大学・関東学院大学の8校が、2部には国士舘大学・大東文化大学・朝鮮大学校・中央大学・山梨学院大学・拓殖大学・白鷗大学・國學院大學の8校が所属しています。各カテゴリの最新の順位や日程は、関東大学対抗戦Aグループや関東大学リーグ戦1部のページで随時更新しています。
所属は入替戦の結果で変わります。たとえば2026年度に2部の拓殖大学は、2023年にはリーグ戦1部で戦っており、その成績は2023年関東大学リーグ戦1部 拓殖大のシーズン記録で確認できます。
同じく2026年度に2部の白鷗大学は、2023年も2部で4勝3敗の5位でした。2部の戦い方を知る参考に、2023年関東大学リーグ戦2部 白鷗大のシーズン記録も読めます。
対抗戦Bグループの戦いぶりの例として、2023年に3勝4敗の5位だった一橋大学の全試合は2023年関東大学対抗戦Bグループ 一橋大のシーズン記録で確認できます。
関西・九州の大学ラグビーの仕組み
関東以外の地区にも、それぞれの協会が主催する大学リーグがあります。
関西大学ラグビーAリーグ・Bリーグ
関西ラグビーフットボール協会が主催する関西大学リーグは、Aリーグ・Bリーグにそれぞれ8校が所属し(2026年度時点)、シーズン終了後にAリーグとBリーグの間で入替戦が行われます(組み合わせは大会要項を参照)。天理大学・京都産業大学・近畿大学など、全国大学選手権の常連校もこのAリーグに所属しています。順位表は関西大学ラグビーAリーグのページで確認できます。
九州学生リーグA・B・C・D
九州ラグビーフットボール協会が主催する九州学生リーグは、A・B・C・Dの4つのリーグに分かれています(2026年度時点)。関東・関西に比べて所属校数がリーグごとに異なり、九州・沖縄地区の大学がレベルに応じて各リーグに参加する形をとっています。最新の順位や試合結果は九州学生リーグAのページからご覧いただけます。過去シーズンの具体例として、リーグAの西南学院大学の2023年シーズン記録で全試合の結果と最終成績を確認できます。
シーズン終盤に見ておきたい「全国大学選手権」への道
秋のシーズンを勝ち抜いた各地区の上位校には、全国の大学王者を決める「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」への出場権が与えられます。J SPORTSの解説では、関東対抗戦Aグループの上位5校、関東リーグ戦1部の上位3校が出場できるとされ、関西リーグなど他地区の代表校も加わります。出場枠や組み合わせは年度ごとに変わる場合があるため、最新は大会要項と発表を確認してください。日程は全国大学ラグビー選手権の日程ガイド、歴代の優勝校は全国大学選手権の優勝回数ランキングでまとめています。
順位表の見方
順位表では、勝敗に加えて勝点(ボーナスポイントを含む)や得失点差が見られます。勝点の配点や順位の決め方は、大会や資料によって記載が異なるため、数字の意味は順位と勝ち点の解説記事と大会要項で確認してください。名門校どうしの注目カードは早明戦の日程ガイド、観戦が初めての方は大学ラグビーの初観戦ガイドも参考にしてください。そのほかのカテゴリの日程・結果・順位表は、ラグビーマニアの読みもの記事からもたどれます。
よくある質問
- Q. 対抗戦とリーグ戦のチームは試合をしますか?
- A. 日常のリーグ戦では別々の大会系統として運営されています。両系統の対戦は、全国大学選手権などの大会で組まれる場合があります(組み合わせは年度の発表を確認してください)。
- Q. 対抗戦とリーグ戦はどちらが強いですか?
- A. 一概には言えません。両系統とも全国大学選手権に出場校を送り出しており、J SPORTSの解説では対抗戦Aグループから上位5校、リーグ戦1部から上位3校が出場できるとされています(年度で変わる場合があります)。
- Q. 大学ラグビーは何部まであるのですか?
- A. 関東では、対抗戦グループがA・Bグループの2段階、リーグ戦グループが1部から5部まで設置されています(Wikipedia記載)。
出典
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