就活 2026-08-17

ラグビー部の自己PR・ガクチカの作り方|強みの言い換え表と例文、NG例

大学でラグビー部に所属していると、「体力には自信があるけれど、それをどう就活のアピールにつなげればいいのか分からない」と感じる人は少なくありません。ラグビーはポジションごとの役割が明確で、練習・試合を通じて培われる力も多様です。この記事では、ラグビー部での経験を自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)にどう言語化するか、また部活動と就活を両立するうえで気をつけたいポイントを整理します。

この記事で分かること

ラグビー経験から言える強みの言い換え表

強みは「体力」「根性」ではなく、場面と行動で言い換えると伝わりやすくなります。ラグビーには、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)が「ラグビー憲章」で掲げる5つのコアバリュー(品位・情熱・結束・規律・尊重)があります。これを手がかりにすると、日々の練習や試合の場面を、ESで使いやすい言葉に置き換えやすくなります。

コアバリューラグビーでの場面ESでの言い方
品位審判の判定に従う、相手チームへの敬意を保つ、ルールの範囲で最後まで戦う誠実さ・ルールを守って結果を追う姿勢
情熱早朝練習や自主練習を続ける、競技の魅力を後輩や周囲に伝える目標に向けて自分から動き続ける力
結束「ワンチーム」で役割を分担する、控え選手やスタッフと連携する立場の違う人と協力して成果を出す力
規律練習ルールや生活習慣を守る、反則を減らすための取り組みを続ける決めたことをやり抜く自己管理力
尊重チームメイト・相手・審判・スタッフを尊重する、下級生の意見を聞く相手の立場を理解して関わる力

表の右列はあくまで言い換えの例です。自分の経験に当てはまる場面を選び、「何をしたか」まで具体的に書き足すことで、あなた自身の強みになります。

(出典:JRFU「ラグビー憲章で掲げる5つのコアバリュー」)

大学ラグビー部の経験は就活でどう評価される?

体力・忍耐力だけでなく「役割理解力」が評価される

ラグビーは15人(サブメンバーを含めればさらに多く)が、それぞれ異なる役割を担いながら一つの目標に向かうスポーツです。フォワードとバックスでは求められる技術も体の使い方も異なり、試合中は状況に応じて自分の役割を判断し続ける必要があります。体育会経験者について、単純な体力や上下関係への適応力だけでなく、こうした「全体の中で自分の役割を理解し、実行する力」を評価する企業もあります。

チームスポーツならではの、言語化しにくい強み

「厳しい練習に耐えた」という経験は、そのままではありふれた自己PRになりがちです。大切なのは、その経験の中で自分が具体的に何を考え、どう行動し、チームや結果にどう貢献したかを掘り下げることです。ポジションごとの役割、試合中の判断、チームメイトとの関わり方を振り返ることで、他の学生と差別化できるエピソードが見えてきます。

自己PR・ガクチカの組み立て方と例文

基本の型は「結論→役割→課題→行動→結果→仕事での活かし方」

自己PRもガクチカも、次の順番で整理すると、読み手に伝わりやすくなります。

  1. 結論:自分の強みを一文で示す
  2. 役割:チームでの立場・ポジション・担当を説明する
  3. 課題:うまくいっていなかったことを具体的に示す
  4. 行動:自分が何を考え、どう動いたかを書く
  5. 結果:行動の後に起きた変化を、事実に基づいて書く
  6. 仕事での活かし方:その強みを入社後にどう使うかで締める

ポイント1: 「頑張った」で終わらせず、数字と役割で語る

「部活を頑張りました」だけでは、採用担当者にはあなたの強みが伝わりません。所属していたチームの成績、自分のポジションでの役割、試合や練習でのエピソードなど、できるだけ具体的な事実に基づいて語ることが重要です。自分の代のチーム成績を客観的な記録として振り返りたい場合は、ラグビーマニアの読みもの記事で公開しているシーズン記録なども参考になります。

ポイント2: 挫折・伸び悩みの経験を成長ストーリーに

大学ラグビーでは、レギュラーになれなかった時期や、チームが思うような結果を出せなかったシーズンを経験する人も多いはずです。こうした挫折を隠すのではなく、「なぜうまくいかなかったのかを分析し、どう行動を変えたか」という成長のプロセスとして語ることで、説得力のあるエピソードになります。

ポイント3: ポジション・戦術理解を「課題解決力」に翻訳する

フォワードでのセットプレーの工夫、バックスでの攻撃パターンの分析など、競技特有の話をそのまま話しても、ラグビーを知らない採用担当者には伝わりにくいことがあります。「限られた時間の中で、チームの課題を分析し、練習メニューや戦術に落とし込んだ」というように、ビジネスの文脈でも理解できる言葉に置き換える意識を持つと、話の伝わり方が大きく変わります。

例文①:規律・練習改善(自己PR)

私の強みは、決めたことを仕組みにして継続する規律です。ラグビー部では(自分のポジション)として、(自分の代の成績)という課題を抱えていました。原因を探ると、練習中の基本動作の確認が人によってばらついていることに気づき、毎回の練習後に(確認する項目)を記録して共有する習慣を提案しました。(続けた期間)続けた結果、(チームや自分に起きた変化)につながりました。入社後も、課題を見つけたら小さな習慣に落とし込み、周囲を巻き込んで継続することで成果に貢献したいと考えています。

例文②:結束・下級生との連携(ガクチカ)

私が学生時代に力を入れたのは、学年を越えた連携づくりです。(自分の学年での立場)として、上級生と下級生の間で練習の意図が伝わりにくいという課題がありました。そこで、(実施した取り組み)を行い、下級生の意見を聞く場を設けました。その結果、(練習や試合での変化)が見られるようになりました。この経験から、立場の違う相手の話を聞いて合意をつくる大切さを学びました。仕事でも、部署や年次の違う方と協力して成果を出したいと考えています。

例文の( )の部分は、自分の実際の経験と記録に置き換えてください。数字や成果は、事実として説明できる範囲のものだけを使うことが大切です。

ある大学ラグビー部出身で社会人でも競技を続けた元選手は、「感覚に頼った強みはビジネスの現場では再現できません」と話し、「なぜ」を繰り返して自分の行動を言語化する習慣を勧めています(取材記事)。

ガクチカの例文をもっと見たい方はラグビー部のガクチカ例文3選も参考にしてください。

評価を下げやすいNG例と直し方

NG1:「頑張った」で終わる

「何を頑張ったか」と「どう行動したか」が書かれていないと、読み手は強みを具体的に想像できません。

NG2:専門用語をそのまま使う

ラグビーを知らない人にも伝わるよう、競技用語は「状況」と「目的」の言葉に言い換えましょう。用語を使う場合は、一言の補足を添えると安心です。

NG3:成果の数字だけで行動がない

チームの成績は一人の力ではないため、数字だけでは「あなた自身が何をしたか」が見えません。成績は背景として示し、自分の行動を中心に書きましょう。

立場別の伝え方

ポジションや役割、立場によって、整理しやすいエピソードは変わります。自分に近い記事から読んでみてください。

就活と部活動の両立で気をつけたいこと

政府の要請(2027年度卒業予定者向け)では、広報活動は卒業・修了年度に入る3月1日以降、採用選考活動は同年度の6月1日以降、正式な内定日は同年度の10月1日以降とされています。ただし、あくまで要請であり、企業によって動き出す時期は異なります。対抗戦やリーグ戦のシーズン中は時間の確保が難しくなるため、オフシーズンのうちに自己分析やESの下書きを進めておくと、負担を減らしやすくなります。詳しい進め方はラグビー部の就活スケジュールガイドで整理しています。

就職した後を見据えて、ラグビー部での経験を仕事でどう活かせるかを考えておきたい場合は、大学ラグビー部出身者が仕事で活かせる強みとは?も参考になります。

一人で抱え込まず、相談できる窓口を頼る

部活と就活の両立に悩んだときは、一人で抱え込まず、体育会学生の就活支援に詳しいサービスに相談するのも一つの方法です。体育会学生向けの就活支援サービス「ツナカレ」では、部活動との両立を前提にした就活相談を受け付けています。気になる方はサービス内容を確認してみてください。

出典

ラグビー部のガクチカ、書き方テンプレ&例文集(無料PDF)を受け取る

PRテンプレ&例文集を受け取る →

PR

オフシーズン・引退後に、長期インターンという選択
部活で培った力を実務で試す。16タイプ診断(30秒)で合う企業がわかります。

16タイプ診断を受ける →

あわせて読む

PRラグビー部のガクチカ テンプレ&例文集(無料PDF)受け取る