観戦ガイド 2026-09-17
大学ラグビー選手権の優勝回数ランキング|歴代62大会の全記録
「大学選手権 優勝回数 ランキング 歴代」と検索する人が知りたいのは、上位数校の名前だけではなく、歴代の全体像ではないでしょうか。全国大学ラグビーフットボール選手権大会は第62回(2025年度)まで続いており、優勝を経験した大学は限られています。この記事では、第62回大会(2025年度)終了時点の公開データをもとに、優勝経験校10校の優勝・準優勝回数、決勝が引き分けとなった両校優勝の3大会、出場校数の変遷までを整理します。編集部独自の格付けや評価は行わず、公開されている記録の読み方を丁寧に解説することに徹します。
大学選手権の通算優勝回数ランキング(第62回大会終了時点)
結論から言うと、通算優勝回数の最多は早稲田大学の16回で、明治大学の14回、帝京大学の13回がこれに続きます。第62回大会(2025年度)終了時点の優勝経験校とその回数は、次の通りです。
| 順位 | 大学 | 優勝 | 準優勝 |
|---|---|---|---|
| 1 | 早稲田大学 | 16 | 19 |
| 2 | 明治大学 | 14 | 13 |
| 3 | 帝京大学 | 13 | 1 |
| 4 | 関東学院大学 | 6 | 4 |
| 5 | 同志社大学 | 4 | 2 |
| 6 | 法政大学 | 3 | 5 |
| 6 | 慶應義塾大学 | 3 | 3 |
| 6 | 大東文化大学 | 3 | 1 |
| 9 | 日本体育大学 | 2 | 3 |
| 10 | 天理大学 | 1 | 2 |
出典はWikipedia「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」です。上位3校の優勝回数を合計すると16+14+13=43回で、優勝経験校10校の合計65回のうち、実に3分の2近くを上位3校が占める計算になります。裏を返せば、残り7校の優勝回数の合計は22回にとどまり、上位に大きく偏った記録であることが数字から読み取れます。なお、この表はあくまで第62回大会(2025年度)終了時点の集計であり、今後の大会結果によって数字が更新されていく点にはご留意ください。
優勝を経験した大学は10校。合計65回の内訳
結論として、62回にわたって開催されてきた大学選手権で、実際に優勝を経験した大学は10校にとどまります。上記の表に並ぶ早稲田大学・明治大学・帝京大学・関東学院大学・同志社大学・法政大学・慶應義塾大学・大東文化大学・日本体育大学・天理大学の10校がそれにあたります。
この10校の優勝回数を単純に足し合わせると、16+14+13+6+4+3+3+3+2+1=65回になります。一方で、大会の開催回数は第62回までで62回です。優勝校の合計回数(65)が開催回数(62)を上回っているのは矛盾のように見えますが、これは決勝が引き分けとなり両校優勝となった大会が3回あったためです。62+3=65となり、数字は一致します。つまり、この10校が62年間の大学選手権における優勝経験校のすべてであると、公開されている記録から確認できます。
合計65回と62大会のズレは「両校優勝」で説明できる
両校優勝となった3大会は、次の通りです。
| 回 | 年度 | 両校優勝 | スコア |
|---|---|---|---|
| 第5回 | 1968年度 | 早稲田大学・慶應義塾大学 | 14-14 |
| 第22回 | 1985年度 | 明治大学・慶應義塾大学 | 12-12 |
| 第25回 | 1988年度 | 明治大学・大東文化大学 | 13-13 |
3大会とも決勝がスコア差のない引き分けに終わり、両校が優勝校として記録されています。いずれも1980年代までの出来事です。この3大会分を差し引いて考えると、単独優勝という意味では62大会で62校分の優勝枠があり、そのすべてが上記10校のいずれかに割り振られてきたことになります。
早稲田・明治・帝京、3強の記録の質はそれぞれ違う
結論として、同じ上位3校であっても、優勝と準優勝の比率を見ると記録の性格は大きく異なります。単純な優勝回数の多寡だけでなく、決勝でどれだけ勝ち切ってきたかという視点を加えると、それぞれの大学の記録の見え方が変わってきます。
早稲田大学:優勝16・準優勝19で決勝に35回
早稲田大学は優勝16回・準優勝19回で、合計すると35回決勝に進出している計算になります。62回の大会のうち35回、つまり半分以上の大会で決勝の舞台に立ってきたことになり、この決勝進出回数の多さが記録上の特徴として挙げられます。一方で、決勝に進んだ35回のうち優勝できたのは16回であり、準優勝で終わった大会も19回と、優勝回数を上回っています。
明治大学:優勝14・準優勝13で第62回に王座を奪還
明治大学は優勝14回・準優勝13回で、決勝進出回数は合計27回になります。優勝と準優勝の回数がほぼ拮抗しているのが特徴です。直近では、2026年1月11日に国立競技場で行われた第62回大会(2025年度)の決勝で、明治大学が早稲田大学を22-10で下し、優勝を果たしました。出典は日本ラグビーフットボール協会 第62回大会ページです。この結果により、後述する帝京大学の連覇が第61回で止まり、明治大学に優勝校が移ったことになります。
帝京大学:優勝13はすべて連覇の中にある
帝京大学は優勝13回・準優勝1回で、決勝に進んだ14回のうち13回で優勝しています。決勝進出回数に対する優勝の比率という点では、他の上位校と比べて高い数字です。さらに注目したいのは、帝京大学の優勝13回の内訳です。後述する9連覇(9回)と4連覇(4回)を合計すると9+4=13回となり、帝京大学の優勝はすべて連覇の期間中に記録されたものであることが、公開データの算術上確認できます。単発の優勝が一度もない、という点は帝京大学の記録の特徴といえます。
連覇で見る大学選手権の歴史
結論として、連覇の記録を並べてみると、大学選手権62年の歴史の区切りが見えやすくなります。公開データで確認できる主な連覇記録は、次の通りです。
- 帝京大学の9連覇(第46〜54回、2009〜2017年度): 大会史上最長の連覇記録です。
- 帝京大学の4連覇(第58〜61回、2021〜2024年度): 第62回大会で明治大学に優勝校が移り、この連覇は止まりました。
- 同志社大学の3連覇(1980年代前半、1982年・1983年・1984年): 同志社大学が通算4回の優勝のうち3回を連続して記録した時期です。
帝京大学は2009年度から2017年度にかけての9連覇と、2021年度から2024年度にかけての4連覇という、2度の長期連覇を経験しています。この2つの連覇の間には、他大学が優勝した期間も挟まっており、大学選手権の歴史は「特定の大学が長期間にわたり優勝を独占する時期」と「優勝校が入れ替わる時期」が交互に訪れてきた、と読み取ることができます。
出場校数は4校から14校へ。優勝の重みは時代で違う
結論として、大学選手権は開催回によって出場校数が変わってきたため、異なる時代の優勝回数を単純に横並びで比較することは難しい面があります。出場校数の変遷は、次の通りです。
| 大会 | 年度 | 出場校数 |
|---|---|---|
| 第1回 | 1964年度 | 4校 |
| 第2〜29回 | 1965〜1992年度 | 8校 |
| 第30〜48回 | 1993〜2011年度 | 16校 |
| 第49〜52回 | 2012〜2015年度 | 18校 |
| 第53回以降 | 2016年度〜 | 14校 |
第1回大会(1964年度)はわずか4校の出場で、初代優勝校は法政大学(決勝14-6)でした。その後、出場校数は8校、16校、18校と拡大し、現在の第53回大会(2016年度)以降は14校で実施されています。出場校数がこれだけ変化してきたことを踏まえると、優勝までに勝ち上がる相手の数も時代によって異なっていたことになります。だからといって、どの時代の優勝がより価値が高い、あるいは低いと単純に評価できるものではありません。あくまで、大会ごとに条件が異なっていたという事実として理解しておく必要があります。
直近8大会の決勝結果
結論として、直近8大会を振り返ると、帝京大学の4連覇が第61回で止まり、第62回で明治大学が優勝校となった流れが確認できます。
| 回 | 年度 | 優勝 | スコア | 準優勝 |
|---|---|---|---|---|
| 第55回 | 2018年度 | 明治大学 | 22-17 | 天理大学 |
| 第56回 | 2019年度 | 早稲田大学 | 45-35 | 明治大学 |
| 第57回 | 2020年度 | 天理大学 | 55-28 | 早稲田大学 |
| 第58回 | 2021年度 | 帝京大学 | 27-14 | 明治大学 |
| 第59回 | 2022年度 | 帝京大学 | 73-20 | 早稲田大学 |
| 第60回 | 2023年度 | 帝京大学 | 34-15 | 明治大学 |
| 第61回 | 2024年度 | 帝京大学 | 33-15 | 早稲田大学 |
| 第62回 | 2025年度 | 明治大学 | 22-10 | 早稲田大学 |
出典はWikipedia「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」と日本ラグビーフットボール協会 第62回大会ページです。第58回から第61回まで4大会連続で帝京大学が優勝し、その間の準優勝校は明治大学・早稲田大学・明治大学・早稲田大学と交互に並んでいます。第62回大会では、その明治大学と早稲田大学の顔合わせとなった決勝で、明治大学が22-10で勝利し、優勝校が帝京大学から明治大学へと移りました。
通算優勝回数と「今の強さ」は別の指標
結論として、通算優勝回数はあくまで大会62年間の歴史の蓄積を示す記録であり、今シーズンどの大学が上位にいるかを知りたい場合は、別の指標を見る必要があります。通算記録では早稲田・明治・帝京の3強が上位を占めていますが、直近シーズンの各地区の勢力図は毎年変化するものです。
直近シーズンにどの大学が強さを見せているかを地区別に確認したい場合は、大学ラグビー強豪大学ランキングをあわせてご参照ください。関東・関西など地区ごとの直近の強さを整理しています。また、各地区リーグの最新の順位や勝敗の詳細は、以下の一次データページで確認できます。
次回大会の日程や出場枠の決まり方については、大学ラグビー選手権の日程はいつ発表される?で詳しく解説しています。対抗戦とリーグ戦の仕組みの違いが気になる方は、対抗戦とリーグ戦の違いもあわせてご覧ください。
まとめ
- 大学選手権の通算優勝回数は、第62回大会(2025年度)終了時点で早稲田大学16回・明治大学14回・帝京大学13回の順です。
- 優勝経験校は10校にとどまり、合計65回の優勝は開催回数62回に、両校優勝3大会を加えた数と一致します。
- 早稲田大学は決勝進出35回のうち優勝16回、帝京大学は決勝進出14回のうち優勝13回と、同じ上位校でも記録の質は異なります。
- 帝京大学の優勝13回は、9連覇と4連覇の2度の連覇期間にすべて含まれています。
- 出場校数は第1回の4校から現在の14校まで変化しており、時代の異なる優勝回数を単純比較する際には注意が必要です。
この記事は大学選手権終了後、年1回内容を見直す方針です。
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