進路 2026-09-14

大学ラグビー強豪大学ランキング|公式データで見る地区別の勢力図

「大学ラグビー 強豪大学ランキング」で検索する人が知りたいのは、単純な序列よりも「どの大学が今どの位置にいるか」という実際の立ち位置ではないでしょうか。大学ラグビーには全国横断の単一リーグがなく、各大学は地区ごとのリーグで戦っています。この記事は、関東・関西・九州の各地区協会が公表した直近3シーズンの順位データと、全国大学ラグビー選手権の出場実績から地区ごとの勢力図を整理するもので、編集部の主観による格付けは行いません。

「強豪大学ランキング」を読む前に押さえたい2つの前提

大学ラグビーには全国統一のリーグがなく、大学は地区ごとに別のリーグで戦っています。そのため「全国で何位か」より「どのリーグで何位か」を見るほうが実態に近づきます。

大学は地区ごとに別々のリーグで戦っている

関東は「対抗戦Aグループ・Bグループ」と「リーグ戦1部・2部」、関西は「Aリーグ・Bリーグ」、九州は「学生リーグA〜D」という、それぞれ独立した枠組みで戦っています。対抗戦とリーグ戦は運営方式が異なります(違いは対抗戦とリーグ戦の違いを解説した記事を参照)。

この記事の「強豪」の定義と集計方法

この記事の根拠は、(1)各地区協会が公表したリーグ最終順位(2023〜2025年度)、(2)全国大学ラグビー選手権の出場実績の2つのみで、戦力評価や成績予想の主観は加えていません。部員数による序列付けも行いません(公表条件が大学ごとに異なり、単純比較できるデータがないためです)。

全国大会の「強豪ライン」は地区ごとに違う

同じ「リーグ上位」でも、全国大会に届く順位は地区ごとに大きく異なります。

第62回大会(2025年度)は2026年1月11日に国立競技場で決勝が行われ、明治大学が早稲田大学を22-10で下して優勝しました(出典: 日本ラグビーフットボール協会 大会ページ)。出場14校の内訳は次のとおりです。

リーグ・地区代表出場校数出場校
関東大学対抗戦Aグループ5校明治大学・筑波大学・早稲田大学・帝京大学・慶應義塾大学
関東大学リーグ戦1部3校東海大学・東洋大学・関東学院大学
関西大学Aリーグ3校天理大学・京都産業大学・関西学院大学
九州学生リーグ1校福岡工業大学
北海道・東北地区代表1校八戸学院大学
東海・北陸・中国・四国地区代表1校朝日大学

出典: 日本ラグビーフットボール協会 出場校・組み合わせ発表

2025年度の最終順位と出場校を突き合わせると、対抗戦Aは5位まで、リーグ戦1部と関西Aリーグは3位まで、九州学生リーグは優勝校のみが出場しています。

リーグ全国大会に届いた最下位順位その順位の大学
関東大学対抗戦Aグループ5位慶應義塾大学
関東大学リーグ戦1部3位関東学院大学
関西大学Aリーグ3位関西学院大学
九州学生リーグ1位(優勝のみ)福岡工業大学

九州学生リーグは出場枠が1校のみで、優勝以外に全国への道がありません。

関東大学対抗戦Aグループ:上位4枠を4校が分け合う構図

2023〜2025年度の3シーズンとも上位4位は帝京大学・明治大学・早稲田大学・筑波大学の4校です。

年度1位2位3位4位
2023年度帝京大学明治大学早稲田大学筑波大学
2024年度早稲田大学帝京大学明治大学筑波大学
2025年度明治大学筑波大学早稲田大学帝京大学

2025年度は明治大学が6勝1敗・勝ち点35で1位、同じく6勝1敗ながら勝ち点34だった筑波大学が2位でした。早稲田大学も勝ち点34で並びましたが、5勝2敗と勝ち数で筑波大学に一歩及ばず3位となっています。

2026年度は明治大学・帝京大学・早稲田大学・筑波大学・慶應義塾大学・日本体育大学・青山学院大学・立教大学の8校で、2026年9月12日に新シーズンが開幕しました。最新順位は対抗戦Aグループの順位表、対戦成績は記録室、日程は日程ページで確認できます。

Bグループは2025年度、武蔵大学が7勝0敗で優勝しました(Bグループの順位表)。

関東大学リーグ戦1部:優勝校が入れ替わる激戦区

3シーズンで優勝校が東海大学→大東文化大学→東海大学と入れ替わり、対抗戦Aより上位の顔ぶれが動きやすい傾向があります。

年度1位2位3位
2023年度東海大学流通経済大学大東文化大学
2024年度大東文化大学東洋大学東海大学
2025年度東海大学東洋大学関東学院大学

関東学院大学は2024年度の8位(1勝6敗)から2025年度は3位(4勝3敗)へ順位を上げ、全国大学選手権への出場権を獲得しています。

最新順位はリーグ戦1部の順位表、リーグ戦2部の順位表で確認できます(2025年度の2部優勝は中央大学)。

関西大学ラグビーAリーグ:天理大学・京都産業大学・関西学院大学の3校が上位を固める

データを保有する2024・2025年度は、いずれも天理大学・京都産業大学・関西学院大学の順で上位3位を占め、そのまま全国大会の関西枠3校になっています。

年度1位2位3位4位5位
2024年度天理大学京都産業大学関西学院大学近畿大学立命館大学
2025年度天理大学京都産業大学関西学院大学同志社大学関西大学

2025年度の天理大学は7戦全勝、得失点差+292でした。最新順位は関西大学Aリーグの順位表、関西Bリーグの順位表で確認できます(2024年度以降のデータのみ保有のため2023年度は扱いません)。

九州学生リーグ:福岡工業大学と九州共立大学の2強

2023〜2025年度の九州学生リーグAは福岡工業大学と九州共立大学が1位・2位を分け合い、全国大会1枠をこの2校が争う構図が続いています。

年度1位2位3位
2023年度福岡工業大学九州共立大学福岡大学
2024年度九州共立大学福岡工業大学福岡大学
2025年度福岡工業大学九州共立大学西南学院大学

2025年度の福岡工業大学は5戦全勝、得失点差+338で全国大学選手権に進出しました。九州学生リーグはA〜Dの4カテゴリで構成され、2025年度はBリーグが九州大学、Cリーグが長崎大学で1位でした。最新順位は九州学生リーグAの順位表、九州学生リーグBの順位表で確認できます。

全国の頂点:大学選手権の優勝回数と直近3大会

通算優勝回数は早稲田大学16回・明治大学14回・帝京大学13回ですが、通算実績と「今どのリーグで何位か」は別の指標です。

回年度優勝スコア準優勝
第60回2023年度帝京大学34-15明治大学
第61回2024年度帝京大学33-15早稲田大学
第62回2025年度明治大学22-10早稲田大学

帝京大学は第60回・第61回を連覇しましたが、第62回は明治大学が優勝しました。対抗戦Aの1位も帝京大学→早稲田大学→明治大学と入れ替わっており、優勝回数の多さとその年度の順位は必ずしも一致しません。

進学先を検討するときのランキングの使い方

進学先を選ぶ場面では、大学の序列よりも「自分がそのリーグのどの位置のチームで、どれだけ公式戦に関わっていけそうか」を見るほうが判断材料になりやすいといえます。部員層は上位校ほど厚くなりやすく、出場機会をめぐる状況は大学・カテゴリで異なります。対抗戦Bグループやリーグ戦2部、関西Bリーグ、九州学生リーグB〜Dにも大学ラグビーの場は広がっています。

推薦入学は推薦入学ガイド、未経験入部は未経験から大学でラグビーを始めるガイドも参考にしてください。

まとめ:最新の順位は各リーグの順位表で確認する

2026年度シーズンは進行中で、まだ最終順位は確定していません。最新の情報は各リーグの順位表ページで確認してください。

この記事は大学選手権終了後、年1回内容を見直す方針です。

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